2022年3月7日月曜日

豊田市美術館「生き物の色とかたち展」

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先日,金城も加盟している東部丘陵生態系ネットワーク協議会でつながりで,豊田市役所の方から,豊田市美術館で開催中の「生き物の色とかたち展」の案内をいただきました。

 「美術館」で生き物?と誰もが思いますよね。生き物を展示しているのは普通「博物館」ですから。その意外性が面白くて,私も見に行ってきました。

 普段美術とはあまり縁のない生活を送っている私は,豊田市美術館を訪れること自体初めて。でもせっかく来たのだからと,企画展も含めて網羅できる観覧券を購入し,少々ドキドキしながら(?)足を踏み入れました。企画展として,現在行われているのが「サンセット/サンライズ」という展覧会。美術に疎い私にとって,そこに表現されている世界観は,「一体何なの?」という場面が多かったのですが,だからこそ,自分が思う常識とか,普通といったものが,他の人から見たらもしかしたら「一体何なの?」かもしれない?という気がして,ちょっとおもしろい経験ができました。

 そんな感じで少々頭がクラクラしつつ,最後に訪れたのが「生き物の色とかたち展」。

入口から見た「生き物の色とかたち展」です
常識的な範囲で撮影OKです

 何でしょう,この安心感(笑)。空想の世界から,地に足のついた世界に戻ってきたような感覚です。昆虫や動物などの標本が多く展示されていますが,やはりここは美術館。特に生き物の写真は「えっ?」と思わされました。生き物を美術館が「料理」したらどうなるの?が,もっといろんな美術館で広がったら面白いだろうな,と思います。

「生き物の色とかたち展」を主催する豊田市自然観察の森の該当ページです。この展示は3月13日までの開催です。

https://toyota-shizen.org/index.php/2022/01/26/2307/

2022年2月9日水曜日

八竜湿地で水質調査

 みなさまこんにちは,よしだです。

 寒い日が続きますが,そんな中私は先日,八竜湿地で水質調査をしてきました。少し前に雪が2日降り続きましたが,調査日は運良く晴れました。

 湿地内の湧水は少ないながらも出ていましたが,19か所設定している採水ポイントのうち,4か所は水がなく採水できませんでした。冬は雨が少なく乾燥しやすいので,毎年こんな感じです。

手前の斜面から水が染み出しているのがわかります。

森の中の採水地点ですが,ここは完全に干上がっていました。

 調査は2‐3時間かかるので,調査が終わるころにはお昼近くになってしまいます。この時間になると太陽の温かさも感じられました。春の訪れもそんなに遠くなさそうです。


2022年2月6日日曜日

冬の八竜湿地

みなさまこんにちは,よしだです。

この冬名古屋では例年より雪が多く,今日(2/6)も昨日から続いて雪が舞っています。寒いですね。

さて先日,八竜湿地に行って流出量測定装置の様子を見てきました。特に異常はなく,データの回収を済ませ,湿地の様子も見てみました。

装置を覆うネットに落ち葉がたまっていますが,
観測には支障ありません。

この日は日なたに出ると温かく,
冬の寒さはあまり感じなかったのですが・・・

ウメモドキの実が残っていました。
鳥たちはまだ敬遠しているようです(笑)。

ガマズミの実も残っていました。

私はウメモドキの実を食べたことがないのでわかりませんが,ガマズミの実は「とても美味しい」とまでは言えないものの,決してまずいわけでもなく,なぜ売れ残ってしまったのでしょうね? ちょっと不思議です。


2021年12月22日水曜日

南アルプスの雪崩の研究

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょうは山岳地帯の雪崩について書きたいと思います。雪崩は,森林限界よりも標高の高い場所やスキー場など,高い木が生育していない場所ではめずらしくない現象です。では,森林地帯で大規模な雪崩が起きるとどうなるでしょうか。なかなかイメージができないのではないでしょうか。そもそも森林地帯では,雪崩は起こりそうにないですよね? しかし,南アルプスの仙丈ヶ岳の山腹では,森林を押し流してしまうほどの雪崩が実際に起きています。かなりめずらしい現象です。

信州伊那谷から見た,ここ最近の南アルプスです
中央の大きな山が仙丈ヶ岳,
左端の三角の山が甲斐駒ヶ岳です

 この雪崩を研究しているのが,八竜湿地の流出量調査で共同研究をしている,信州大学農学部の福山先生。以前から先生にこの話を伺っていたこともあり,私が今年の7月に甲斐駒ヶ岳に登山に行った時,ついでに雪崩の跡地を見に行ってきました。なぎ倒された木々が斜面を累々と覆っていて,その破壊力のすごさに圧倒される思いでした。

 森林地帯で雪崩が起きると一体どのような影響があるのでしょうか。防災の面でも影響がありそうですし,植生などの生態系の面でも影響がありそうで,私もとても興味があります。ちょうど信州大学山岳科学研究拠点のホームページのスペシャルコンテンツとして,福山先生の雪崩の研究が紹介されました (宣伝みたいになってしまいますが,私が甲斐駒ヶ岳から雪崩跡地を撮った写真も使っていただいています)。

https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/ims/special-contents.html

 雪崩を研究する意義から,調査のご苦労までよくわかると思います。大変興味深い内容になっていますので,みなさまもぜひご覧ください。


2021年12月8日水曜日

朝早い時間に

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先日,試験の対応でいつもより早い,午前7時頃に大学に来ました。この頃は日の出も遅くなって,昇り始めたばかりの太陽が大学の建物を照らしていました。

建物に朝日が当たっています。
山で言えばモルゲンロートですね(笑)。

 寒い朝でしたが,鳥たちは元気です。写真のコゲラのほか,シジュウカラ,ヤマガラ,エナガ,メジロが混群を作って木々を飛び回っていました。
ほんの3 m程先でコゲラが
キツツキらしく木の幹をつついていました。

 建物から西の方を見ると,朝の名古屋が一望できました。名駅の高層ビルの背後には,雪を冠した鈴鹿の山並みが見えますね。

 このところ寒い日が続きますが,澄んだ空気の景色はなかなか良いものだと思いました。

2021年12月1日水曜日

秋深まる八竜湿地

 みなさまこんにちは,よしだです。

 しばらくブログの更新が滞ってしまい申し訳ありません。気がつけば12月,時間の経過の速さに焦ってばかりです。

 先日,八竜湿地で行っている流出量調査の装置の確認に行ってきました。装置内にたまった落ち葉を取り除き,機械に保存されていたデータを回収したりしていました。

装置周囲にもたくさんの落ち葉がたまっていました

 湿地を見てみると,湿地の草は冬枯れし,湿地を取り巻く木々の紅葉もかなり進んできました。 


 すっかり葉を落としたウメモドキは,鮮やかな赤い実だけになり,とても目立っていました。

 きれいに黄色に色づいていたのはタカノツメです。葉が太陽の光を通してまぶしいくらいでした。

 本格的な冬を前にして鮮やかな色の八竜湿地・八竜緑地の風景を見て,心が落ち着いた気がしました。

2021年9月30日木曜日

湿地の秋

 みなさまこんにちは,よしだです。

 ブログの投稿に間が空いてしまいました。申し訳ありません。今回は9/29(水)に行った調査地の様子を書きたいと思います。

 この調査地も八竜湿地と同じ「湧水湿地」の一つで,主に水質調査をさせていただいています。9月末とは言えまだ暑く,汗をかきながらの調査となりました。

 しかし,植物は秋の様相に移り変わり,季節の移り変わりを感じました。

シラタマホシクサは花の状態と変わりありませんが,
種子をつけてほぐれているものもありました。

シデコブシは赤い実を主張しているようです。

湿地の植物ではありませんが,ちいさな栗が落ちていました。

 明日から10月になりますが,最高気温が30度越えの日がまだ続くようです。湿地に限らず,あらゆる生きものに良くない影響が出ないことを祈るばかりです。