みなさまこんにちは,よしだです。
毎月1回行っている豊田市の上高湿地・恩真寺湿地での調査に先日行ってきました。8月は晴れた上に猛暑で汗だくでしたが,今回はどんより曇り空でした。でもまだまだ暑いですね。今回もまた汗だくです。
調査はこれからも続けて,間伐から何年かすると水質に変化が生じてくるのかどうか,じっくりと継続していきたいと思っています。
金城学院大学のサークル “金城学院里山コンサベーション” (KSC) のブログです。KSCは,2009年の金城学院創立120年・大学設立60周年の記念事業で始まった「キャンパス里山化計画」の担い手として結成されました。このブログでは,金城学院大学の豊かな自然林の里山化の取り組み,そこに生きるいきものたち,そしてKSCメンバーによる自然をフィールドにした活動など,幅広く紹介しています。
みなさまこんにちは,よしだです。
毎月1回行っている豊田市の上高湿地・恩真寺湿地での調査に先日行ってきました。8月は晴れた上に猛暑で汗だくでしたが,今回はどんより曇り空でした。でもまだまだ暑いですね。今回もまた汗だくです。
調査はこれからも続けて,間伐から何年かすると水質に変化が生じてくるのかどうか,じっくりと継続していきたいと思っています。
みなさまこんにちは,よしだです。
9/9~9/11の3日間,プロジェクト科目の「里山プロジェクト」で豊田市大野瀬町での合宿を行いましたので,今回はその様子をお伝えしようと思います。
里山プロジェクトは中山間地域にある大野瀬町で顕在化するさまざまな問題に対して,課題を立ててその対策を考える科目で,すでに私が関わるようになってからでも今年で9年目になります。今年からは内容を大きく変えて,事前にネットなどで調べて課題を立てて事前調査を行い,この合宿で実際に大野瀬町の様子を見て,地元の方たちにインタビューを行い,それまで考えた対策案のブラッシュアップして中間発表をするまでが合宿の内容になります。
1日目はお昼に大学を出発し,バスで移動しながら大野瀬町の中のいくつかの集落を見て回りました。山間部のわずかな平地に田畑が作られていたり,その一部は耕作放棄地になっていたり,空き家がいくつもあったりといった現状を学生さんに見てもらいました。一方で大野瀬町の観光スポットになっている子持ち桂,マガリブチ,梨野大滝などの地点も見て回りました。
みなさまこんにちは,よしだです。
私は9/6(土曜日)に開催された日本湿地学会第17回大会 北海道・大沼大会に出席してきました。翌7日(日曜日)に開催されたエクスカーションの状況も含めて紹介します。
日本湿地学会はその名の通り湿地に関する研究者が集う学会で,ここで言う湿地とは,ラムサール条約で定義された湿地(陸の上の湿地だけでなく湖沼や干潟なども含む広い定義)となります。今回北海道の函館の少し北,七飯(ななえ)町にある大沼公園で行われたのも,大沼という湖沼で顕在化している課題を学会員で共有・理解するという意図もあったのでしょう。
さて,学会は6日の朝から開催なので,前日に名古屋を出発して北海道入りしました。私は今回新幹線で新函館北斗駅まで行きましたが,むかしむかし青函連絡船に乗った経験がある身としては,名古屋から「たったの6時間ほど」で列車で北海道に行けるなんて,時代も変わったものだと思います。以下写真を使って説明していきます。
会場の最寄り駅はJR函館本線大沼公園駅で,小さな無人駅でした。そこから道路を歩いて会場の大沼国際セミナーハウスに向かいます。道路からは大沼の向こうに駒ヶ岳を見ることができました。森の向こうに少しだけとがった頭を出しているのが駒ヶ岳です。
遊覧船を降りてエクスカーション自体はこれで終了となりましたが,送迎用のバスで函館駅などに向かい途中,時間に余裕があるとのことで七飯町の道の駅に立ち寄ることになりました。七飯町と言っても知っている人は少ないかもしれませんが,じゃがいもの「男爵いも」の発祥の地であり,西洋りんごが初めて栽培された地でもあるのだそうです。私たちにとって身近な食べ物が2つも「初めて」なんてすごいですね。それもあって道の駅には「男爵ラウンジ」という立派な施設も併設されていました!
これですべての行程が終了し,私はまた新幹線で名古屋に戻りました。
今回発表を行って,もちろん反省点もありましたが,発表した研究の意義についてはみなさん好意的に受け止めてくださったと感じています。そういう意味でいい刺激になった学会発表でした。
みなさまこんにちは,よしだです。
猛暑が続いていますね。数年前までは「たまに猛暑日がある」だったのが,今年は「たまに猛暑日じゃない日がある(猛暑日になるのが普通)」になってしまいました。この先どうなってしまうのでしょうか。
そんな猛暑のある日,大学の隣の八竜湿地で水質調査を行いました。これは年に4回定期的に行っているものです。熱中症対策で水分を充分に持って湿地に行きました。湿地はパッと見た感じいつもと変わらない様子のように見えました。緑が鮮やかですね。
みなさまこんにちは,よしだです。
猛暑が続いていますが,そんな中私は豊田市の上高湿地へ調査に行ってきました。毎月1回行うことにしているので,猛暑でも調査をします。
調査日までしばらく晴れた日が続いていたからか,上高湿地で私が調査地点に設定している11か所のうち,3か所で水枯れとなっていました。それ以外の地点でも,普段よりも流れる水が少ないと感じる場所もありました。 湿地から流れ出る水の量も測定しているのですが,全く水が流れていない箇所もありました。
猛暑ということで汗が吹き出しそうになりますが,汗がサンプルに入ったらそのサンプルはダメになってしまうので,よくよく注意しながらの採水を行いました。猛暑が続くのも困ったものです。
みなさまこんにちは,よしだです。
先日(8/9),大学でオープンキャンパスが行われました。この際,金城の里山の紹介も行いました。2019年までは毎年KSCで里山紹介をしていたのですが,2020年以降新型コロナウィルス感染症の拡大で休止をしていたのです。しかし,今年は金城の里山も環境省の「自然共生サイト」の認証を受けたこともあり,6年ぶりに復活することにしたのです。
内容は以前と変わらず,炭焼きでできた竹炭を配布し,金城の里山の自然を紹介したり,KSCの活動を説明したりするのですが,6年前まで使っていたポスターはさすがに内容も古くなり,紙もボロボロになってきました。そこで内容を一新したポスターを作りました! 一つはKSCの活動を紹介するもの,もう一つは金城の里山と,隣接する八竜湿地の生きものを紹介するものです。永く使えるよう,紙ではなく布に印刷しました。どちらも結構大きいので,写真に収まりきりません!
みなさまこんにちは,よしだです。
今日(7/21)も昼間は猛暑になりましたが,八竜湿地に行って動物調査用のカメラからデータの回収をしてきました。カメラの状態確認や電池が切れていないかの確認も兼ねて,おおよそ1ヶ月に1回 データ回収を行っています。
その際,森の中でこんなものを見つけました。鮮やかな淡い緑色の丸いものですが,これはヤママユガというガの一種のまゆ玉です。蛹はこの中で成長し,ガとなって飛んでいくのです。裏側には穴が開いていたので,すでに成虫が飛び去った後でした。
ガの蛹と言うと気持ち悪いと感じる人もいるかもしれませんが,このまゆ玉は天然のシルクです。これをほどいて加工すれば絹糸になるのです。もちろん普通のシルク(カイコガ)のようには普及はしていませんが,ヤママユガのシルクを作っている地域もあって,かなりの高級品となっています。
今回拾ったまゆ玉はすでに穴が開いているので商品価値はありませんが,金城の里山の生物の多様性を示すものとして拾ってきました。