2020年5月29日金曜日

ホタル舞うキャンパス

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 新型コロナウィルス対策の自粛が解除されつつありますが,県をまたぐ移動はまだ控えるようにとのことですし,今年は山小屋の営業中止や営業開始延期が相次いで伝えられ,山登りでどっぷり自然に浸かるのはもう少し先になりそうです。

 さて5月も最終週となり,今年も金城はヒメボタルのシーズンとなりました。この冬の異常な高温でどうなるかと思っていましたが,少なくともホタルの出現時期は例年と変わりませんでした。30秒間の露光で撮ったホタルの写真を,明るさやシャープネスを調整し,やや強引にトリミングしたのがこちら。
ホタルが飛んでいる様子が
おわかりでしょうか?

 ホタルの光の量はわずかで,写真に撮るのはなかなか難しいです。逆に言うとヒトの目は,暗さに慣れると高感度に光を捕らえることができるのですね。

 なおヒメボタルの発光は,カメラでは一般的に黄緑色のように写ります。上の写真ではいろいろな色が混じっていますが,これはカメラの特性によるものなので,こんなにカラフルではありません(苦笑)。ヒメボタルの場合,人の目にはほぼ白色に見えます。

 暗闇の中を光が舞う様子に感動して,しばらく見入っていました。
 来年はまた学生さんにも見てもらえるようになってほしいですね。
 

2020年5月9日土曜日

はらぺこあおむし?

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 新型コロナウイルスの影響で,学生さんは大学に来ることができない日々が続き,KSCの活動も当然ゼロです。季節が移ろいで次々と花が咲いているのに,みんなで見に行けないのは残念ですが,今はやむを得ませんね。
 
 さて,湿地に設置した観測装置の定期的なメンテナンスに行った際,ズミの花が咲きはじめていることに気が付きました。リンゴの花によく似ていて私の好きな花の一つです。
かわいい花です

 ですが,よく見るとそこに一匹の青虫が・・・(虫が苦手な方,ごめんなさい)。
 なんと花の雄しべや雌しべをむしゃむしゃ食べているではありませんか。青虫って,葉っぱだけじゃなくて花も食べてしまうのですね・・・ 

 ごていねいに,こぼれた花粉もきれいに片づけています! 
 
 最後には花びらも! こうしてあっという間に花が無残な姿に・・・

 青虫は葉の上にいるから緑色の体が目立たないはずなのに,まっ白な花を食べていれば天敵の鳥などに見つかりやすくなってしまうはずです。青虫にとって花もおいしく感じるからこそ,危険を冒してでも食べたい,ということなのでしょうか?
 

2020年3月30日月曜日

子育てを前に

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょう3月30日から大学では事実上の新年度のスタートとなり,ガイダンスなどが始まりました。とは言ってもこのコロナウイルスの影響で,授業は少し遅れての開始となるため,本格的なスタートはまだしばらく先になりそうです。
 
 この春休みの期間,私は新しい研究を始めるために,地元保全団体や行政の方のご理解を得て,名古屋市内最大のマメナシ生育地である蛭池で,学生さんとともに作業をしていました。動物調査のためにカメラを設置したほか,水質調査をするために地下水を採取する塩ビ管を埋めたりしました。
温かい日差しの中,
むしろ汗をかきそうになりながらの作業でした

  保全団体の方,学生さん2名と私でザクザク音を立てて作業をしていたのですが,割と近いところでコンコンと音が聞こえてきます。近くにキツツキがいるようです。がしかし,見上げてもその姿はありません。かなり深い穴を掘って塩ビ管を埋めて作業終了となりましたが,やはりコンコン聞こえてきます。鳥がいないのになぜ?と思いましたが,よくよく見てその理由がわかりました。
見上げると,マメナシの枯れた幹に2つの穴が開いています。上の穴は以前に掘られたもののようですが,下の穴は新しいようです。そう,キツツキはこの穴をいま掘り進めていて,穴の中でコンコンやっていたのです。 間もなく始まる子育てを前に大変そうです。

 しばらく待っていたら,外で見上げている私たちが気になったのか,巣穴から顔を出しました。コゲラです。キツツキとしては日本で一番小さく,スズメ並みのサイズですが,そうは言ってもやっぱりキツツキ。口ばしがとがっているのがよくわかりますね。

 この時はもうマメナシの花が咲き始めていました。やっぱりきれいですね。

 さて,私が委員を務めさせていただいている「なごや環境大学」に,「森イキ!デザイニングプロジェクト」というのがあるのですが,そちらに森とコゲラの関係のコラムを掲載していただきました。ご興味のある方はこちら https://n-kd.net/moriiki/ をご覧ください。この時撮った別の写真も1枚掲載しています。
 

2020年3月23日月曜日

サクラの開花

 みなさまこんにちは,よしだです。

 1ヶ月以上も間が空いてしまいましたが,新型コロナウイルスの影響を受けて,私たちKSCも春休みに予定していた炭焼きは中止となったり,私自身も参加を予定していた学会が中止になったりするなど,さまざまな予定の変更を余儀なくされてしまいました。この状況では致し方ないですね。

 そんな中,大学でもサクラの花が咲きはじめました。下の写真は先週末撮ったものです。

 この冬は異常な暖かさで,冬らしい寒さを感じることが少なかったですが,それだけにいつもより早い開花になりました。新型コロナウイルスの影響はこの先どうなるのか,まだまだ見通せませんが,自然の移ろいを素直に喜べるような状況になってほしいものです。
 

2020年2月17日月曜日

八竜緑地意見交換会と勉強会

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 先日,毎年恒例の八竜緑地意見交換会と勉強会が開催されました。
 
 意見交換会は,八竜湿地やその周辺の樹林地を含む八竜緑地について,関係者間で活動実績の報告をしたり,意見を交換したりして,相互の連携を図るというものです。今年も「水源の森と八竜湿地を守る会」の皆様をはじめとして,地域や行政の方々など,20名以上が参加しました。
N1棟講義室の机を並べ替えて開催です
 
 この席で私からは,昨年度実施した八竜湿地の水質調査,流出量調査の結果を報告しました。意外なことに昨年は,この6年間で最も年間雨量が少ない年でした。しかし,一年で最大だった日流出量は15,000 m3 を超えるなど,異常出水が観測されたことなどを報告いたしました。
 
 これに続く勉強会は,意見交換会の関係者でない方も参加できる公開型の講演会で,今年はご依頼を受けて私が担当させていただきました。「八竜湿地の水質・水量と植生」というタイトルで,これまで数年にわたって調査・観測してきたデータから,八竜湿地の特徴とは何か,どんなことが言えるのかなどのお話をしました。みなさん大変に熱心に聞いていただき,感謝しております(私の発表なので,写真はありません)。

 年に一回の意見交換会ですが,八竜湿地のすばらしい環境を守っていきたい,という思いは全員一致しており,これからもお互いに協力をしながら保全していきたいと思います。
  

2020年2月10日月曜日

愛知県生物多様性地域戦略ワークショップ

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 今回もまた少し前の話題になるのですが,私は「愛知県生物多様性地域戦略ワークショップ」というものに出席しました。これは,愛知県がこれから策定する新しい生物多様性戦略について,地域ごとの生物多様性にどのような特性があるのか,どのように残していくのかをグループワーク形式で意見を出し合うというものです。

 地域ごと,と書きましたが,愛知県では県内のエリアを9つに区分し,それぞれ生態系ネットワーク協議会が設立されています。今回は尾張北部・尾張西部・東部丘陵の3つのエリアを対象とするワークショップということで,最初に尾張北部は林先生が,尾張西部は長谷川先生が,東部丘陵は私がそれぞれの協議会の取組みを紹介しました。

 続いて付箋を使って自分が残したいと思う自然を書き出して,大きな地図に貼るグループワークをしました。私のグループからもたくさんの意見が出ましたが,守るだけでなく,適切な管理や利用も進めていくべきではないか,という提案となりました。
グループごとに発表をします

 生物多様性は私たちが生きるための重要な基盤ですが,いろいろな課題を抱えています。その劣化を食い止め,少しでも改善していかなければ,と改めて感じた次第です。
 

2020年2月8日土曜日

全体会

 みなさまこんにちは,よしだです。

 10日ほど前のことになってしまいますが,KSCで全体会を開催しました。今年度はこれが最後の全体会となります。
はたけやま先生の授業みたいな絵ですが(笑),
決めごとは学生さん主体で進めています。

 今回は春休み期間中に行う炭焼きの日程や,3月末の新入生オリエンテーションでのサークル紹介の担当決めなどをしました。早いものでもう2019年度も終わりに近づいてきました。来年度もまた新入生が加わってくれるといいですね。