2015年5月14日木曜日

メジロの手間暇かけた巣

 みなさまこんにちは,よしだです。

 2週間ほど前のことになりますが,W8号館付近の道を歩いていたら,鳥の巣が落ちていることに気づき,拾ってきました。直径約 8 cm,高さ約 5 cmの小さな巣です。外周にはコケが張り付けられています。巣の中の温湿度変化を少なくするためでしょうか。あるいは木立の中で目立たなくするためでしょうか。
 
 中は空っぽで,羽などもなかったことから,作りかけの時に落ちてしまったのでしょう。中は一部ビニールひものようなものも絡まっていますが,基本的に植物のシュロの幹の表面にできる繊維を取ってきてきれいに丸く編み込んであります。
 
 この巣は,作りの特徴からおそらくメジロのものと思われます。親鳥はせっせとシュロの繊維を集めて形を作り,コケを集めて周りに張り付けたのでしょう。手間暇かかった巣に,メジロの懸命さを感じました
 

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