みなさまこんにちは,よしだです。
順番が前後しますが,10/20(日曜日)に学生さんと一緒に,三重県の御在所岳へハイキングに行ってきました。御在所岳は標高1,212mで,鈴鹿山地の中で最も名前が知られている山と言ってよく, ロープウェイで気軽に楽しめることもあって人気ですね。
今回このハイキングを企画したのは,4月の霊仙山ハイキングに行けなかった研究室の学生さんから,どこかハイキングに行きたいとのリクエストがあり,名古屋から近い,公共交通機関でアクセスできる,山登り初めての人でも登れる・・・といった条件で絞って御在所岳となりました。
少し風が強く吹くかも?という心配はあったものの,終日天候に恵まれ,結果的にみんなが登頂して楽しめたハイキングになりました。今回の経験が,より自然を楽しんだり,より高い山に登ったりするきっかけになってくれたらうれしいです。
以下,写真でハイキングの様子をお伝えします。
当日電車とバスでロープウェイ乗り場に着いたのは午前8時30分頃でした。この時点では風が強くてロープウェイは運休中でしたが,空は快晴です。ここで不要な荷物をコインロッカーに預けたり,準備運動をしたりして,9時ちょうどに出発しました。
ロープウェイ乗り場の横を通り抜け,いったん舗装された道路に出ます。今回参加した学生さんは11名。5年生の研究室の学生さんだけでなく,1・3年生の学生さんとその友達も参加してくれました。
舗装された道路といっても,けっこうな登りが続きました(汗)。ここから山道に入っていきます。
山道に入ると傾斜がきつくなってきます。たくさんの人が通るので,このように人の足で斜面が削られ,谷の中を歩くような感じの場所も結構ありました。
今回はいくつもある御在所岳の登山道の中でも,一番見どころの多い「中道」をのぼりました。その見どころの一つが,落ちそうで絶対に落ちない石「地蔵岩」です。縁起がいいので受験生に人気だそうですが,学生さんたちも「○○の単位が取れますように」「進級できますように」「国家試験に受かりますように」などなど祈願していました(笑)。
中道は登山道が変化に富んでいるのも特徴で,その最たるものが6合目の「キレット」です。「キレット」は一見外国語のようですが実は日本語で,「切戸」と書き,稜線が深く落ち込んだ場所,という意味です。学生さんもこれからキレットの通過に挑みます!
キレットを上から見るとこんな感じです。安全のため一人一人あいだを空けて通過したので,先頭に近い学生さんがかなり小さく見えます。それくらいの標高差がある,ということですね。設置された鎖を頼りにしながら慎重に下っていきます。
このルート,登りも急な箇所が何回かありました。足だけでなく手も使ってどんどん登っていきます。
だいぶん標高が上がって,その分見晴らしも良くなりました! この写真は濃尾平野を撮ったものですが,写真の下から1/3あたりに木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)が横切り,中央に名駅の高層ビルが見えます。双眼鏡などがあれば金城の建物も見えたかもしれませんね。
登山道を登りきると,山頂周辺の整備された遊歩道に出ます。舗装されたなだらかな道なのでホッとします。10月下旬と言っても気温の高い状態が続いていたので,紅葉はまだ始まっていませんでした。
さらに進むとこんな草原地帯に。といっても自然の草原ではなく,冬のスキー場です。写真左上の山頂を目指すのですが,あまりに気持ちのいい斜面なので,思わず走り出す学生さんも! なんて元気!
山頂近くの広場でお昼にしました。すでに風も収まって快適です。お湯を沸かしたので,スープやカップラーメンなど温かいものも美味しかったです。みんなでお菓子やおやつを配ったりして,楽しい時間を過ごしました。
食後は記念写真を撮って山頂へ。ここから琵琶湖が望めるのですが,ちょっと霞んでいるようでした。
再びスキー場の斜面を歩いてロープウェイ乗り場に向かいます。今回はみなさん山に登るのは初めてなので,ロープウェイで下ることにしました。
ロープウェイのゴンドラから見た景色です。伊勢湾までよく見えました。登りはゆっくり歩いて4時間ほどかけましたが,ロープウェイだとたったの15分!早いですね! でも時間はかかっても自分の足で登ったこと自体,価値のあることだと思いますよ。
というわけで,みなさんおつかれさまでした!
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