2010年12月15日水曜日

クラブハウス跡地について小野先生にお聞きしました。


初めまして
ブログ担当部員?!に就任したホリです。
あまりブログを書いたことがないので、やや心配ですが、
よろしくお願いいたします。


今回は、クラブハウスの跡地のことについてお話したいと思います。

左の写真が現在の跡地の状況です。(2010年12月14日撮影)




草よりも土の方が目立つ状況です。

KSCの顧問の小野先生が、植物が生えてくる段階を教えてくださいました。
まず、芽が出てから一年以内に枯れてしまう、一年生の草が生えてきます。
現在の跡地はこの段階です。
次に、ススキやタンポポなどの多年生の草や、不毛な土地にも生存できるアカマツなどの先駆植物が生えてきます。豆知識ですが、アカマツ林はマツタケの生産林でもあるそうです。
その次に、サクラやウルシ類など日なたが好きな背の低い木が生えてきます。木が茂ってくると日陰ができ、湿ってくるので植物が生育しやすい状況になります。また、これらの木は落葉樹であることが多いため、落ち葉が肥料の役割も果たします。
こういう状況になると、動物が運んでくる植物の種の芽がでやすくなります。そこで生えてくるのが、コナラ、アベマキなどの背の高い、落葉樹です。
ちなみに、コナラ、アベマキの実は、どんぐりと呼ばれます。他にもどんぐりと呼ばれるものは、たくさんあります。皆さんご存知でしたか?私は、どんぐりは一種類だと思い込んでいたので、驚きでした(・.・;)
そして、シイ、カシノキ(この二つの実もどんぐりと呼ばれます。)などの背の高い常緑樹が生えてきます。これらが成長し、林の大部分を占めると、ちょうど、伐採を行っていない神社の林のような薄暗い林になります。常緑樹のため、葉が落ちることなく、日も地面に当たらないため草が生えません。この状態を、安定状態、極相きょくそうと言います。
極相は場所ごとに違うので、これは東海地方を考えた極相です。
長々と説明をさせていただきました。
KSCでは、小野先生と共に、植物が自然に生えてくる、これらの経過をクラブハウスの跡地で観察する予定です。跡地は、通常より早く植物の移り変わりがあると考えられると小野先生が仰っていました。その理由は、跡地が地形上、じめじめとしていることと、上の写真では見えませんが、周りに多くの木が生えていること、だそうです。同時に、どんなものが生えてくるのか楽しみだと仰っていました。
植物の成長には何十年とかかるのが当たり前なので、私の在学中には木が生い茂ることはないかもしれないけれど、これから、私も楽しみに観察したいと思います。
最後になりましたが、お話をしてくださった小野先生、ありがとうございました。
ここまで読んでくださった皆さんもありがとうございます。
そして、これからよろしくお願いいたします。
以上、ブログ担当部員!?、ホリでした。

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