2016年7月14日木曜日

東部丘陵生態系ネットワーク協議会

 みなさまこんにちは,よしだです。
 
 きょう7月14日,東部丘陵生態系ネットワーク協議会の総会に出席してきました。この協議会は,名古屋市から瀬戸市・長久手市・日進市・みよし市・豊明市などにかけての東部丘陵地域にキャンパスのある大学とその自治体・企業などが会員となって,生態系のネットワークづくりを目指すもので,愛知県庁の主導で設置された9つの生態系ネットワーク協議会の一つです。金城では小野先生と私(よしだ)が委員を務めています
 
 協議会の総会はいつも,会長である名古屋大学で開催されてきましたが,今回は会員である三五コーポレーションさんの企業緑地 "ECO35の森" を見学させていただくことから,その会議室をお借りしての開催となりました。
 
 協議会の議題の一つに,今年度実施事業である「平成28年度 あいち自然再生カレッジ」の計画及び進捗状況の報告がありました。このカレッジでは,9月24日に金城で行われる第一回でよしだが講師を務めることになっています。ぜひ受講して下さいね!
 
 報告や議題の承認を経て,"ECO35の森" の見学となりました。熱田駅に近いこの場所は,もともと三五コーポレーションさんの工場だったところなのですが,工場の移転後,ビオトープや田んぼの造成と,植樹による森づくりが行われたのです。
田んぼの向こうに森が見えます
 
 この森は,熱田神宮に生育する樹種を参考にして苗木を植栽したものだそうで,高密度に植栽することで自然に競争させ,自己間引きを促す方式とのことでした。最初の植栽から10年が経過し,木々が大きく成長しているのがわかります。

 森の中に入るとこんな感じに木陰ができていて,猛暑気味 (!) の気温を忘れさせてくれます。 
 
 三五コーポレーションさんでは,自社の緑化だけでなく,東北の復興支援の一環として,東北地域のどんぐりをここで発芽・生育させ,それを東北に戻して植栽する社会貢献活動もされています。今回はその育苗施設も見ることができました。

 名古屋の中心部で,これだけの土地をビオトープや森にするというのは,企業として大きな決断だったのではないかと思います。まさに生態系のネットワークづくりを実践されているわけで,とても有意義な見学ができました。
 

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