少し前の話になりますが,新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き,自粛も解除されたことから,金城も委員として加入している東部丘陵生態系ネットワーク協議会の講座,「あいち自然再生カレッジ」の第1回目を開催しました。場所は豊明市の二村山。すぐ近くに名古屋市との市境があります。
今回は自粛解除とは言っても,新型コロナウイルスがなくなったわけではないので,参加者・スタッフともマスクを着用し,受付時には検温もしました。また,もともとは事前に会議室で座学を予定していましたが,屋外の観察だけにしました。
開催前の様子です
今回講師を務めてくださったのは,この二村山で保全活動をされている山田先生。主に昆虫のお話をしていただきました。
昆虫を探しながらレクチャーしていただきました
虫もちょっと気をつけるだけでいろいろな種類のものがいることがわかります。こちらはベニシジミ。「ベニ」という割にはオレンジ色に近いように感じます。
苦手な人,ごめんなさい。ツバキの葉についていたのはチャドクガの幼虫です。触ると激痛が走るので決して触ってはいけません。
でも,なのです。
チャドクガは人間からすれば迷惑な存在のように感じるのですが,世の中からいなくなればいいのでしょうか。そんなことはありません。彼らにも生態系の役割があるはずだからです。山田先生はいろいろな虫を紹介しながら,そんなお話をしていただきました。
まだ6月だというのに真夏のような暑さで,水分の補給をしながらの講座となりました。これから先もいくつか講座を予定していますが,新型コロナウイルスにも熱中症にも注意しながら開催していきたいと思います。
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