2024年8月28日水曜日

ハクビシン

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先週水曜日(8/21)の夜のこと,私が仕事が終わって研究室を出たのは22時少し過ぎたころでした。薬学部棟を出て本部棟の階段を降りて・・・とその時,目の前をハクビシンが横切っていきました。残念ながら写真を撮る間もなく去っていきました。

 下の写真はその翌日の明るい時間に撮ったものですが,黄色の点線矢印のようにハクビシンが歩いていくのを目撃したのです。私とハクビシンとの距離は,5m以上10m以内といったところでしょうか。まぁまぁ近い距離感ですが,それでもハクビシンは逃げ去る感じでもなく,とことこと普通くらいの速さでした。このあとハクビシンは道路を横断し,W1棟方面への坂道を上がっていき,姿を消しました。


 私は学内にセンサーカメラを設置して動物の調査を行っていて,下の写真のようにハクビシンはよく写るので,学内にそれなりの頻度で侵入していることはわかっていましたが,私自身が学内で実際にハクビシンを目撃したのはこれが初めてです。

学内の動物調査では,こんな感じにハクビシンが写ります。
*別の日(8/9)に撮影されたものです。


 この一か月ほど前の7/12(金)20:30頃には,大学入口の守衛室近くでキツネが学内に入っていくのを目撃しました。夜行性の動物は人目を避けて生息しているはずですが,にもかかわらず最近目撃の機会が増えてきたように感じます。


2024年8月14日水曜日

豊田市上高湿地で調査

 みなさまこんにちは,よしだです。

 終わりの見えない猛暑が続いていますが,そんな中私は上高湿地へ調査に行ってきました。月1回の定期調査なので,猛暑だからと言って休むわけにいきません。水や飴などを持参して現地に向かいました。

 晴れた日が続いたからでしょう,水質を分析する11か所の採水ポイントのうち,3ヶ所で水が枯れていました。下の写真はそのうちの1ヶ所ですが,普段なら右から左へ,多くはないとはいえ水が流れているのですが,完全に干上がってしまっています。


 こちらは水の量を量る流出量測定装置ですが,上流(右上)からの水の供給がないため,装置に水がたまっているだけで流出がない状態になっていました。


 体温を超えるような気温が続いて,植物もいくらか元気がないように感じましたが,それでもシラタマホシクサのつぼみがだんだん大きくなってきました。いつも通りの変化が起きていることにちょっとホッとしました。


 この暑さ,いつまで続くのでしょう? 異常な暑さの夏は今年だけにしてほしいのですが,もはやそうにはならないのかもしれませんね。


2024年8月7日水曜日

里山プロジェクト大野瀬見学

 みなさまこんにちは,よしだです。

 大学がほぼ夏休みに入り,プロジェクト科目の「里山プロジェクト」で,2泊3日の野外実習に出かけました。目的地は恒例の豊田市大野瀬町。長野県・岐阜県と境を接する中山間地です。

 今回は1日目が大野瀬町の名所巡り,2日目が農業体験,3日目が大野瀬町を活性化させるための提案(プレゼン)の中間発表という内容でした。

 まずは1日目,大学を出て約2時間バスに乗り,大野瀬町に着きました。最初に見学したのは子もち桂というカツラの木の大木(萌芽更新)です。萌芽更新はこれまでも八竜湿地で見ているのですが,こんなに大きな木を見るのは学生さんにとって初めて。ビックリですよね。


 続いて訪れたのは梨野不動滝。急斜面を降りていくとそこに大きな滝があります。猛暑続きなので,滝から飛び散るしぶきが気持ちいいですね。

 2日目は農業体験で,午前は耕作放棄地にコスモスの種をまきます。ここはちょうど国道153号線から見えるところにあるので,秋にうまく花が咲けばいいスポットになりそうですが,どうでしょうか。

 2日目の午後はホップの収穫です。ビールの原料としておなじみですね。大野瀬町で昨年から栽培が始まったそうです。上部から麻ひもをつるして,そこにホップのつるを巻き取らせます。上へ上へと伸びたホップが花を咲かせる頃,麻ひもを切って個体丸ごと収穫し,作業場に移動してそこで収穫します。


 ホップって,実を収穫するものだと思い込んでいたのですが,花を収穫するんですね・・・。花からはとてもさわやかな香りが漂っていました。

 3日目は写真がありませんが,午前中にプレゼンの準備をし,午後中間発表でした。今後これをさらにブラッシュアップして,年明けの最終発表となります。

 今回ご案内してくださった大野瀬町のみなさま,ありがとうございました!