2018年2月17日土曜日

東谷山湿地研究会の報告会 

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今日は東谷山フルーツパークの会議室を借りて,東谷山湿地のボーリング調査の報告会が行われました。これは,昨年6月に行ったボーリング調査のサンプルを使って,それぞれ得意分野の分析・調査を行った結果を持ち寄り,議論するというものです。今回は調査メンバーだけでなく,地元で保全活動をしている東谷山湿地群を守る会や,愛知守山自然の会など,湿地保全を行っているボランティアの方々も参加されました。
たくさんの人が集まりました
 
 得られたボーリングコアの特徴や,その中から見つかった植物片による年代測定,花粉分析,珪藻分析など,さまざまな報告がされましたが,小野先生も東谷山を江戸時代の文献からあたった結果や,ボーリング試料中の昆虫を調査した結果を発表され,相変わらずご活躍です!
ちょっと暗いですが,小野先生のご発表です
 
 私もボーリング試料を化学分析した結果を発表し,多くの質問を受けました。ボーリング調査は以前八竜湿地でも行いましたが,直線距離で10 km くらいしか離れていないのに,どの測定項目からも「全然違う」という結果が示され,一口に「湧水湿地」と言っても多様性があることを強く感じました。面白いですね。

 今回はまだ中間発表の段階で,私も分析機械の故障により一部データがないまま今日を迎えてしまいました。残りのデータをきっちり出し,他の先生方のデータと照らし合わせて,結果を出していきたいと思います。
 

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