2018年5月13日日曜日

KSCで湿地・里山見学

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日 (5/12, 土曜日),KSCでは湿地・里山見学会を実施しました。八竜湿地や学内の里山をより詳しく知る機会がほしい,というリクエストがあったので企画し,私を含めて6名が集まりました。

 さいわいこの日は天気がよく,見学日和でした。八竜湿地はだんだん緑が濃くなってきました。私がこの湿地で行っている研究や,湿地が保全されるようになったいきさつも含めて説明しました。
 
 花はそれほど多くなかったですが,東海丘陵要素植物群のひとつ,クロミノニシゴリの花が咲き始めていました。繊細な感じの花ですね。

 今回は篠田先生も参加してくださいました。下の写真は,学生さんにトウカイコモウセンゴケの説明をしていただいているところです。トウカイコモウセンゴケもちょうど花が咲き始めたばかりでした。

 一方,金城の里山では竹林から炭焼き小屋,かつて湿地のあった場所などを含めて説明しました。萌芽(ほうが)と言って切り株から新芽が出ている様子や,根の浅いソヨゴが倒れている様子なども観察できました。

 およそ2時間半の長い行程でしたが,KSCに入ったばかりの学生さんも,最後まで興味深そうに参加してくれました。里山や湿地の理解が深まるよう,またこのような見学会をしたいですね。
 

2 件のコメント:

  1. 吉田先生、素晴らしいエクスカーションをありがとうございました。自然が豊かな素晴らしいキャンパスですね。

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  2. いえいえ,こちらこそ参加してくださりありがとうございました。自然豊かで素晴らしいこのキャンパスが,ずっと続くようにしたいですね。

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