先日八竜湿地において,もはや恒例行事として定着した感のある「いも煮会」が開催されました。水源の森と八竜湿地を守る会,守山土木事務所,守山区役所,名古屋市みどりの協会など,八竜湿地の保全に関わる方々が集まり,豚汁とおにぎりをいただきながらご歓談?するというものです。金城からは小野先生と私が参加しました。
大鍋で豚汁が用意されています!
この日は曇りがちでしたが寒さは大したことがなく,過ごしやすいと言えばそうなのですが,誰もがこの冬の気候の異常さに危機感を持っていました。八竜湿地も気候変動でどうなってしまうのか,ちょっと心配です。
ところで下の写真,守る会の方が持ってこられたものですが,何の花かお分かりですか。
正解はハラン(バラン)の花です。いまはプラスチックのものが当たり前になりましたが,お寿司などがお互いにくっつかないよう間に挟まっている緑色のシートは,もともとこれの葉だったのです。葉はものすごく大きいのですが,なぜか花は地味で小さく,地面ぎりぎりのところで咲くので,私も本物の花を見るのは初めて。いいものを見せていただきました。
ちなみにこの花,花粉は誰が運ぶのか? というのがよくわかっていなかったようですが,最も新しい報告では,花をきのこに見せかけて,寄ってきたハエをだまして,蜜などの報酬なしで運ばせているのではないか,とのことです。面白いですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿