2020年1月6日月曜日

八竜湿地でサンプリング

 みなさまこんにちは,よしだです。
 2020年もどうぞよろしくお願いいたします。
 
 2020年と言うとどうしても「オリンピックイヤー」となるのですが,一方で生物多様性の年でもあります。これは2010年に名古屋で生物多様性条約第10回締約国会議(いわゆるCOP10)が開催されて10年が経過し,その成果を検証し,未来につなげる年でもあるからです。
 
 さて,今日1月6日(月曜日)が一般的には「仕事始め」ですが,私は昨日「休日当番」が当たっていたので,1月5日が仕事始めでした。当番と言っても薬学部棟内に居ればよく,担当は午後だったので,担当外の午前中は八竜湿地に行って水質分析用のサンプリングをし,午後は実験室内でサンプルのろ過をすることにしました。

 午前9時頃八竜湿地に向かいましたが,気温も高めで風もないのでとても暖かく感じました。設定した採水地点を順次回っていきます。
塩ビ管内にたまった地下水も採取します
 
 採水地点は19ヶ所あるので,採水だけでだいたい2時間半くらいかかります。お昼を食べて午後からは実験室でろ過作業です。透明な水だとすぐに終わるのですが,場所によっては泥水だったり,細かな浮遊物があったりして,機械で減圧してもなかなか終わりません・・・

 泥水をよく見ると何かが動いています。何かの幼虫でしょうか(虫は詳しくないのでわかりません・・・)。今日再び湿地に行き,泥とともに元いた場所に返してきました。

 ろ過したサンプルは後日,機械を使って水質分析をすることにしています。
 地味な作業ですが,水質をきちんと測っておくことも,湿地を保全する上で大切だと考えています。
 

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