2012年12月12日水曜日

名古屋から見える山-白山

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きょうの名古屋は晴れて霜降る朝を迎えました。しかし名古屋から見渡せる山々は,雲に姿を隠していました。

 私はこのブログで時々,山が見えた話を書いているのですが,先日KSCで,白山(加賀白山,岐阜・石川県境)は具体的にどのように見えるのか?が話題になりました。なので今日はそのお話をすることにしましょう。

 瀬戸線の大曽根駅を大森・金城学院前駅方面に向かって出発すると,線路はすぐに上り勾配になり,列車は少しずつ標高を稼いでいきます。その頂上に近づいてきたら,進行方向左前方を見てみましょう。こんな風景になってきます。
 青い山の向こうに,中央やや左よりですが,白い頂上が顔を出しているのが見えますね。これが白山です。 手前の山との位置関係を確認しておきましょう。

 画面中央に白山が来るよう,上の写真を拡大してみました。
 白山の左に白い大きなマンション, 画面右下の牛丼チェーン店の看板,左下に自転車チェーン店の看板が見えますが,普段からこれらの目印が見える場所を把握しておくと,見つけやすいと思います。

 もう少し列車が進むとこんな感じになります。白山は画面中央です。上の写真の牛丼チェーン店の看板が左端に移り,右から大きな茶色のマンションが現れてきました。その下のクリーニング店の看板も目印になるでしょう。
 この先,列車は進行方向を東に変えるため,これ以降白山が見える場所はありません。

 ちなみに私は毎日,列車からどの山が見えるのかメモをしているのですが,空気が澄み始めた10月1日以降,瀬戸線にはきょうまで54回乗車し,うち白山が見えたのは7回でした。

 視界にある山の名を割り出すことを,やや堅苦しい表現ですが「山座同定(さんざどうてい)」といいます。これのポイントは,「どの位置から」「どの方向に」「どのような形で」山が見えるかを理解することにあります。一度分かると,それを基準に他の山の名前も分かってきて楽しいと思います。
  

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