2015年11月14日土曜日

東部丘陵生態系ネットワーク形成フォーラム

 みなさまこんにちは,よしだです。

 本日名古屋大学にある野依記念学術交流館にて「東部丘陵生態系ネットワーク形成フォーラム」が開催されました。これは,名古屋市東部の丘陵地帯に立地する大学が連携して生態系の保全を検討する協議会が主催するシンポジウムです(私もその協議会の委員の一人なのです)。
開催前の様子ですが,
ほとんど席が埋まる盛況ぶりです
 
 まずは協議会会長である,名古屋大学大学院生命農学研究科の肘井(ひじい)先生のごあいさつがありました。
 
 愛知県の方によるごあいさつに続き,金沢大学の植田先生による基調講演がありました。湿地生態系の研究で有名な植田先生は,論文ではよくお名前を拝見していたのですが,実際にお目にかかるのはこれが初めて。私にとっていい勉強になりました。
 
 続いて行われたのが「取組発表」で,今回は小野先生に白羽の矢が立ち,「大学キャンパス里山構想」というタイトルで発表をしました。小野先生が設立・主導するKSCのこと,小野先生の里山に関する研究のこと,小野先生が立ち上げた科目「里山プロジェクト」のことなどが紹介されました。

 他にも工場だった場所を森にする大規模な取り組みを行った企業の興味深い事例紹介もあり,集まった人の関心を集めていました。

 生態系の保全は,その場所だけでなく地域全体の環境の向上や生物多様性の向上など,大きなメリットをもたらします。このような機会を通して,そういう意識が広く浸透していってほしいと思います。
 

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