2017年9月7日木曜日

八竜湿地で植生調査

 みなさまこんにちは,よしだです。

 今週八竜湿地では,2009年以来となる植生調査が行われました。湿地全体を5m区画でビニールテープを使って区分を行い,そこに生えている植物の群落を記録していくというものです。
整然と区画が設定されています
 
 私が見学に行った5日の午前は,上の段の通称「旧池湿地」で調査が行われていました。植生の記録をしているのは,2009年の調査もされた中西先生。愛知県環境審議会専門調査員をされている方です。区画内を縦横無尽に歩いて植物を見るのではなく,端から区画全体を見渡して記録をされていました。それでわかるのがすごいと思います。

 植生調査は大変な準備と地道な作業から貴重なデータが得られるのだということがよくわかります。本当にありがたいですね。
 
 ところで9月になって湿地の状況も変わってきました。まず目についたのがマメナシで,木によって数にばらつきはあるものの,「梨らしい」実をつけていました。
 
 ひっそりと咲いていたのがサワギキョウ。ほかの湿地でも見たことがありますが,八竜のサワギキョウは全体的に草丈が小さめです。どんな要因で小ぶりになっているのか,調べると面白そうです。
 
 で,最後にちょっと怖いものも。水源の森と八竜湿地を守る会の方が指さした先にあったのは,かなり大きなスズメバチの巣です! 自分の位置から30mは離れており,誰でも歩ける遊歩道からもそれなりに距離があるので,今のところ襲われることはないと思いますが,目に見える場所にあるので気になりますね。
気をつけましょう!
 


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