2012年4月30日月曜日

湿地の水質分析

 みなさまこんにちは、よしだです。

 連休のこの3日間は天候が良く、新緑を楽しんだという方もおられることでしょう。私はというと、八竜湿地の水の分析をしに、名大に行ってきました。金城で使っている分析装置では測定できない、水の中にわずかに含まれる元素を測るためです。

 湿地の水を保存するため、私が普段使っている容器がこれです。
 容量は約 50 ml。今回使った分析装置は、この容器いっぱいの水の中に1マイクログラム、すなわち、1グラムの100万分の1混ざっている元素が検出できます。でも、何のためにそんな細かい分析をするのでしょうか?
 その答えは、元素には、植物の成長に必要なものもあれば、たとえ微量であっても成長を妨げるものもあるからです。そういった好ましくない元素が入っていないかどうかを確認しておくことも、湿地を保全する上でとても大切なことなのです。

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