2015年6月15日月曜日

湿地生物の調査

 みなさまこんにちは,よしだです。

 先週金曜日,なごや生物多様性センターの寺本さん,岐阜大学大学院の伊藤さんが金城に来られました。目的はヒメタイコウチのDNAの調査のためです。

 生態学の研究においても今やDNAの解析は重要な手法のひとつと位置づけられています。これによって,たとえばある地域に生息するある生物は,遺伝的にひとつの集団なのか,複数の集団に分類することができるのか,といったことを解明することができます。

 今回,金城の内外でヒメタイコウチを採取したいとのことでしたので,小野先生と私がご案内をしました。水辺を見て回り,落ち葉を取り除いたり,泥をさらったりしてヒメタイコウチを探します。
 4人でいくつかの場所を回り,探してみましたが,思ったようには見つかりませんね。探していない時はすぐ見つかるのに・・・(^_^;)。

 普段まじまじと水辺を見ることはあまりないので,別の発見がいろいろあって楽しかったのですが・・・(苦笑)。たとえばこんな物も。
なにかに食いちぎられた
アメリカザリガニです

 私も何匹か見つけましたが,今年生まれた小さなものばかり。この写真の個体も,体長が 5 mm くらいしかありません (>_<)
小さっ!
 
 個体が小さくても大きくてもDNAは採取できるそうですが,5~10匹いないと信頼できるデータが得られないとのことなので,がんばって何とか数を揃えました。

 金城周辺に生息するヒメタイコウチについて,どんな結果が出るのかとても楽しみです。
  
 

0 件のコメント:

コメントを投稿