2013年10月16日水曜日

「トヨタの森」を見学しました

 みなさまこんにちは,よしだです。

 昨日(15日),小野先生と私は豊田市内にある「トヨタの森」の見学に行ってきました。トヨタの森のスタッフのみなさんが8月26日に金城の里山を見学していただいたことが縁の始まりで,今回私たちが訪問した次第です。

 「トヨタの森」は豊田市中心部から車で10分ほどの丘陵地にあります。隣接する宿泊施設などを含めると75ヘクタールの面積だそうですから,その広さは金城の大学の敷地のざっと3倍! 
ここから入っていきます

 入口からすぐのところに「エコの森ハウス」があって,スタッフのみなさんが迎えてくださいました。木でできた落ち着く建物ですね! 
すてきな雰囲気です!
 
 「トヨタの森」では豊田市や名古屋市などの小学校の課外授業の受け入れを積極的に行っていて,この日もたくさんの子供たちがやきいもを焼いたり,森を散策したり,木の実を食べてみたりしていました。雨の降るあいにくの天気でしたが,スタッフのみなさんのお話が上手でみんな楽しそうでした! 下の写真は,木の上にある巣箱の話を子供たちがきいているところです。
あの巣箱の中に,だれかいるかな???
 
 上の写真の巣箱は空だったのですが(残念),別の巣箱にはちゃんと中にいました。ちょこんと顔を出していますが,何かわかりますか? ムササビです!!! 
かわいい~!!!

ムササビは夜行性で,昼間は巣箱をねぐらにしているようです。この森で何頭か生息しているそうで,この森の豊かさを示しているといっても過言ではないでしょう。
 
 この森も,里山としての手入れを行っているところや,自然の状態に任せてあるところ,もともと棚田だったところを利用したトンボの池,小さな沢など,多様な環境が組み合わされています。だからこそいろいろな生物が棲むことができるのですね。中にはフクロウが狩りをしやすいように整備しているところも!
小さな水たまりはカエルの産卵場所になります

 こちらは炭焼小屋です。人の大きさからずいぶん大きいものであることがわかりますね。小屋の周辺で伐採した木を燃料に,コナラやアベマキで木炭を作るそうですが,窯が大きいだけに,焼くだけで2-3日かかるのだとか!
年に一回炭焼きをするそうです

 他にもいろいろな場所を,雨にもかかわらず一日かけて案内してくださり,それだけでも恐縮なのですが,今回特別に,お昼をごちそうになってしまいました。何をいただいたかというと・・・
炭火の石窯で焼いた
あつあつのグラタンです!
 
 これがおいしくないわけがありませんねっ!(笑) スタッフのみなさんとの話も楽しく,いろいろと勉強もできて,とても充実した見学をすることができました。

「トヨタの森」のみなさま,ありがとうございました!

 
★☆★☆★
トヨタの森では,体験イベントの参加者を募集しているそうですので,興味のある方はどうぞ!
 
・きこりや,薪割り体験ができる,「里山とくらし:トヨタの森を楽しもう!コース」
【詳細はこちら】 http://gazoo.com/my/sites/0001452279/forest_of_toyota/Lists/Posts/Post.aspx?ID=90
 
・ムササビがすみやすい環境をつくる,「ムササビのすむ森づくり」
【詳細はこちら】
http://gazoo.com/my/sites/0001452279/forest_of_toyota/Lists/Posts/Post.aspx?ID=95
 
こちらのイベントもお忘れなく~!(笑)
・金城学院大学里山学習講座 「里山を食べよう」 「里山でクリスマスリースを作ろう」 「里山で炭焼きを体験しよう」
 【詳細はこちら】
http://www.kinjo-u.ac.jp/document/donguri.pdf
 

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