2013年12月10日火曜日

八竜湿地で水質調査のサンプリング

 みなさまこんにちは,よしだです。

 私ごとですが,先週から風邪をひいてしまい,熱はすぐ下がったのに喉の痛みだけが取れず,ひどいハスキーボイスに (> <)。お聞き苦しくて申し訳ありません・・・って,ブログじゃ関係ないですね(苦笑)。みなさまも気をつけてください。

 さて,そんなガラガラ声のまま,きのうは八竜湿地へ水質調査のためのサンプリングを行いました。これ以上風邪を悪化させないためにかなり着込んで出かけましたが,風もなく暖かな陽気だったのは幸いでした。

 しばらく晴れた日が続いていたので,いくつかの採水地点で水がなく,サンプルを得ることができませんでした。下の写真は,八竜湿地に流れ込む渓流の最上流部ですが,ほとんど干上がってしまっています
 
水があるときは,↓ こちらの2枚目の写真のようになります

 トウカイコモウセンゴケなど,希少種が生育する「斜面湿地」の部分も,表面は乾いていたのですが,地下水はちゃんとあって採水することができました (^^)。雨が数日なくても,地下をゆっくり浸透してやってくる水があるのは頼もしいことです。 
 
 下の写真も「斜面湿地」を撮ったものですが,ここは表面に水が染み出てました。中央左の塩ビ管にたまった地下水を採水するのですが,もちろん一定量の採水ができました。
 
 ところで,採水中にまわりを見渡すと,いろいろな生き物を見ることができます。たとえば,このブログで何度も登場しているキツツキの仲間のコゲラ。なんと,木の幹にさかさまにぶら下がっています!

なんで落ちないのでしょうかね~? 
 
 こちらはいたって普通に木の幹に垂直に止まっているコゲラです。マツの樹皮をぺりぺりとむいて虫を探していました。
 

 そしてこれが一番衝撃的?かもしれませんね。木の枝にカエルが刺さっていて干からびています!
哀れな姿に・・・

 これはおそらく,鳥のモズの仕業なのでしょう。いわゆるモズの早贄(はやにえ)と呼ばれる習性で,捉えた虫や小動物を木の枝に刺しておき,えさの少ない時に食べるためではないかと言われているのですが,実際はそのまま忘れ去られることが多く,何の目的でえさを刺しておくのかはよくわかっていません。カエルにはかわいそうですが,きっとモズも生きていく必要があってこのような行動をするのでしょう。
 

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