2013年9月10日火曜日

エノキの赤い実

 みなさまこんにちは,よしだです。

 前回,八竜湿地のウメモドキの実が色づいたお話をしましたが,今日もまた赤い実の話をしましょう。今回の主役は大学の中,E1号館とE2号館の間で立派に育ったこの木です。
樹高は10m以上あります

 「この木なんの木?」ですが,正解はエノキです。珍しい植物ではありませんが,金城の自然林の中には多くなく,「探さないと見つからない」くらいの密度だと思います。

 そのエノキが早々に実をつけていました。上の写真の右に写っているE1号館で試験監督をしていた時,このエノキにヒヨドリやハシボソガラスなどがやってきて盛んに実をついばんでいるのを見かけました。
 木の実は人間が食べても甘くておいしいとのことですが,私は試したことがありません。私も食べてみたかったものの,手の届くところにはなく,もっぱら鳥たちのごちそうになっていました。

 ところで「エノキ」というと,この樹木よりもキノコの「エノキタケ」の方が有名ですよね。でもこの木からあの白くて細いキノコが生えることはありません。エノキタケが白くて細いのは,光の少ない工場で育てているからです。天然のエノキタケは,見たら誰もが別物と思うでしょう。私が学生時代,信州で見たものは,色は茶色く,傘の表面にはぬめりがあり,「ナメコ」に近いイメージでした。教えてもらってびっくりした記憶があります。
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿