2014年2月26日水曜日

カクレミノ

 みなさまこんにちは,よしだです。

 きのう・きょうと少しずつお昼間の暖かさが感じられるようになりました。もうすぐ3月,季節の変わり目を迎えようとしている頃ですね。研究室の窓の外の景色も,春霞のようになってきました。個人的には遠くの山々が見えなくなって残念ですが。

 さて,この時期自然林の中を歩くと,冬の寒さの中でも緑の葉をつけている常緑樹の中に,ひときわ大きな葉を持つものがあることに気がつくでしょう。どれくらい大きいかというと…
手のひらサイズ,ですね
(左は私の手。指が短いんです・・・泣)
 
 この木は「カクレミノ」といいます。漢字で書けば「隠れ蓑」。葉が大きいので身を隠すことができる,ということでしょうか。三つに分かれた葉が特徴的ですね。木全体の印象は,「ひょろっとした」という言葉がぴったりしそうです。
上で「三つに分かれた葉が特徴的」と書きましたが,カクレミノは成長段階によって葉の形が大きく変わり,全く切れ込みのない丸い葉を作ることもあるそうです。

 そうは言っても,常緑樹で三つに分かれた葉をつけるのはカクレミノしかないので,冬場にこんな形の葉を見たらカクレミノに間違いありません。冬の自然林は何もなくてつまらないかもしれませんが,ひとまず常緑樹の名前を覚えるのに冬はちょうどいい時期ではないかな,と思っています。

 そうそう,蚊もいませんもんね(笑)。
 

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